シェイを作れないかな?〜モデリング編〜
(2009.09.01 更新)




数年前、右のサイト(http://www.mrollins.com/Shay30.html)で見つけたHOナローのシェイ。

NゲージのGP-18(ディーゼル機関車ですね)をベースに、Keystoneのシリンダやら、台車やらのパーツを使ってスクラッチしたとのこと。

ふむ。
そのパーツが手に入れば、Nゲージ動力をベースにしてワタクシにもシェイを作れるんじゃないか?と考えて、月日は流れ...。

先日(といっても半年前)ふと上記サイトを思い出し、久しぶりにプラでスクラッチを開始しました。

シェイの最大の特徴でもあり、一番のナゾは、なんでボイラーをオフセットしてまでエンジンを右側に配置したのか?
このアレゲなロコを発明したエンジニアはきっと変態ですねw
しかしどこかに合理的な理由がある...のでしょうね。

Copyright 2009 Bachmann Industries, Inc. ともあれ、とにかくTボイラーの2シリンダ2トラックのちっこいシェイがほしい。
参考にするスタイルはバックマンのOn30シェイ。

作れるかな?



鉄コレの15m級動力を分解のうえ、前後のカプラー受けを切断。底のウェイト部分の出っ張りも切除します。

台枠をエバーグリーンのチャンネルとプラ板で囲いました。

実物は、台枠から左にオフセットされているのですが、ベースとなる鉄コレシャーシごと使う以上、実物とは違ってしまいます。

うまく上回りとエンジンをかぶせてやれば、きっとそれらしくなるはず。
問題はこのモーターをどうやって隠すかですね。



キャブと水槽を乗っけてみました。
薪焚タイプです。

なんだか、上手く行きそうな気がしてきたゾ。




ボイラーはいつものようにプラパイプやら、鉛筆キャップやらの組み合わせ。
CalScaleのロストパーツが、一番高価ですw



続いて、シリンダーまわりをプラの破片(ほとんど切りカス)を集めて、レリーフとして作ります。
こいつをペタンと側面に貼り付けてやろうという魂胆です。

傘歯車の台車とエンジンは特有のユニバーサルジョイントで接続されるのですが、そのためのシャフトをオミットするわけには行かないのでココはグリグリ稼動するように作っておきます。



台車も金属の切れ端の寄せ集めで自作です。

フレームは洋白角材と真鍮の小片。

ベベルギアの部分はカバーに見立てて極小ナットで表現。

ジョイント部はナットの径をドリルで広げて虫ピンのアタマが入る大きさにしたものと、同じナットを薄く削って押さえ蓋にします。
虫ピンのアタマにフラックスが回らないように黒マジックで塗ったあと、ハンダ付けしました。
コチラも、シャフトはグリグリ動きます。



地味なパーツ画像が続いてすみません。
出来上がったパーツ類を仮置きしてみました。

なんだか、それらしくなってきたじゃないですか。

ちょっとキャブが低かったかな?これは作り直します。

これから、シャフト部分を調整しながら切断し、真鍮パイプを使って伸縮できるように調整です。



まだ、各部は両面テープで仮固定した状態ですが、通電してみたところスルスルと調子よく走行しました。

懸案のシャフト部分もそこそこに伸縮してくれます。

急カーブの走行性能は、左回りの場合はTOMIXのC103を通過できましたが、右回りはシャフトがつっかえてC103は×でした。
C140なら左右ともターン可能です。

ぶっつけ本番、現物あわせにしては、良い成績かな。



寄せ集めで作った台車レリーフは、鉄コレ台車レリーフにエポキシで貼り付けて、着脱可能にしました。

これで、あとから分解もできて塗装が楽になるでしょう。
たぶん。

配管類も追加していきます。



裏側のディティールは、T型ボイラーの底部やらブレーキシリンダなどの特徴的な部分をメインに追加です。

飾っておけば、裏返すことはありませんので、テキトーに...。


こちらもあとからの塗装の便を考えて、着脱可能にします。

もともと鉄コレ動力の床下機器パーツを差し込むスリットが左右に4つずつ開いていますので、そこに差し込めるようにしました。


クリックでちょっと拡大
というわけで、現在の完成度は6割ぐらいでしょうか。

これからエンドビームとヘッドライト周りの工作や、楽しい塗装が待っています。

カプラーはどうしようかしら。@@



走行テストのデモ動画をUPしてみました。
見てやってくださいマセ。


続きはこちら>>>シェイを作れないかな?〜塗装・完成編〜


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